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『工芸史』一号
¥3,080
若手の研究者を中心に発足された、研究者や実作者、工芸に携わるすべての人が 総合的な研究発展を目指す「工芸史研究会」による、初の機関誌『工芸史』を発刊。 二〇二一年三月に設立した工芸史研究会では、陶磁、漆工、染織、金工、木工、ガラスなど、さまざまな素材の工芸品を扱う学芸員、研究者、作家が意見交換を行っています。これまでの工芸に関わる史的研究は、主に素材によって分かれ深められた領域を軸として進められてきました。しかし文化財・作品としての保存・研究・展示、また技術の継承、原料の生産……現代の工芸は、素材を問わず多くの共通の課題に直面しています。当会は、これらの問題について共に話し、各領域における研究動向や手法を共有し、会員の研究を発展させるための恒常的な場を求め、主に若手の有志を募り発足しました。創立より三年を記念し、これまで実施した研究会や講演会のアーカイブのため、そして柔軟性の高い発表・議論の場をさらに整えるべく、本誌を発刊することとなりました。 工芸は地域、時代を問わず、人の手により生み出され親しまれてきました。人々のライフスタイルが変容し、工芸と人の関係もまた少しずつ変化しています。当会は工芸をとりまく文化を後世に伝えるため、情報交換および研究の場となり、交流の基盤を築くことを目指しています。『工芸史』が、その推進力になることを祈念致します。 ◯目次 研究会憲章 活動記録 ●会員作品 畑中咲輝 (陶芸) ●第一部 これからの「工芸」 ――「工芸」・「工芸史」という茫洋と捉えにくい領域を考える指針として、寄稿論考を収録。東京藝術大学の佐藤道信氏は、明治時代における「工芸」概念の成立とその後辿った展開と工芸の未来、そして水本和美氏は、前近代の工芸に関し、出土品/伝世品の探究という表裏の存在である考古学と工芸史の協働の可能性について述べた必読の二編となる。 佐藤道信 「近現代における「工芸」の展開」 水本和美 「考古学と美術工芸史研究」 ●第二部 ――各分野を専門とする会員の論考(研究ノート・調査報告・研究動向紹介)を掲載。 神野有紗 「澤部清五郎原画《春郊鷹狩》《秋庭観楓》の制作に関する一考察―浅井忠原画《狩の図》制作過程との比較をめぐって―」 高家融 「清朝工芸における「丸文」の受容と展開―天啓赤絵と清朝宮廷コレクションを視座として―」 巖由季子 「〈調査報告〉江戸時代中後期における陶磁器補修の事例」 廣谷妃夏 「〈研究史〉中国「経錦」研究の百年」 ●付録:「工芸」関連展覧会年表(関東編、2008~2023) 寄稿者情報: 佐藤道信(SATOU Doushin)2024年2月現在、東京藝術大学美術学部教授。主著に『〈日本美術〉誕生-近代日本の「ことば」と戦略』(講談社、1996)など 水本和美(MIZUMOTO Kazumi)2024年2月現在、東京藝術大学大学院美術研究科保存科学研究室講師。主著に『17世紀の肥前色絵磁器の意匠と技術の躍進事情』(科学研究費助成金成果報告、2018)など 工芸史研究会 http://www.s-f-historyofcrafts.com
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工芸史二号
¥3,080
若手の研究者を中心に発足された、研究者や実作者、工芸に携わる すべての人が総合的な研究発展を目指す「工芸史研究会」による『工芸史』。 2号目となる本書は、文化圏を超え繁茂した唐草文様の変容、遊牧民の生活と織り、近現代の工芸運動、 そしていままさに生み出されている漆表現― 工芸の「 動 」を示す、文様史、染織史、陶芸史の論考 及び漆芸作品を紹介する内容となっています。 ・『工芸史』創刊のあいさつ ●会員作品 ・金保洋 ●論考 …各分野を専門とする会員の論考および活動報告を掲載 ・岡登志雄 「〈研究ノート〉唐草文様史(一)―唐草文様の伝播と現地化をめぐる議論と課題―」 ・沼沢ゆかり 「〈展示報告〉特集「遊牧のくらしとテキスタイル―バローチを中心に―の開催まで」 ・橋詰果歩 「〈研究ノート〉クラフト運動について―陶芸との関連を中心に―」 ●付録 …創刊号掲載の「関東編」につづき、地域別の工芸の展覧会動向を一覧する年表を掲載 ・「工芸」関連展覧会年表(北陸・甲信越編)―工芸に関わる展覧会記録 ・研究会憲章 ・活動記録(令和3年度~令和6年度)
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山も時なり 海も時なり −道元『正法眼蔵』17の哲学的風景− 著:齋藤嘉文
¥2,200
山も時なり 海も時なり 道 元 『 正 法 眼 蔵 』 か ら 17 の 哲 学 的 風 景 齋藤嘉文 道元の主著『正法眼蔵』は、今なお未踏峰として雲海の彼方に聳えています。 鎌倉時代に書かれ、長い秘蔵の時代を経て 江戸時代末に公刊され、20世紀に入って和辻哲郎ら近代哲学者が 注目することによって広く一般の人々にもその存在が知られるようになりました。 ◉ しかし日本中世最高の知性によって書かれたその書物は容易に人を近づけることなく、 ただ行間に湛えられた深さと美しさのオーラが立ちこめるばかりです。 この半世紀、国内だけでなく海外からも多くの学者が加わって研究が進められていますが、 山頂への道はまだ見えていません。 ◉ 著者は、その原因は大域的戦略の不在にあると見ました。 近代人文学の培った細部の分析力だけでは到達しえない高度に頂上はあるはずです。 そこで一旦、登山道から外れ、軽飛行機を操縦して道元連峰の上空を飛び、 17ヶ所のポイントを撮影してきたのが本書です。 ◉ 仏教専用のレンズはあえて使用を抑え、 逆に一見仏教とはかけ離れた分野のツールを積極的に用いた結果、 いかにも禅宗風のストイックな風景に替って、限りなく広い大空と大地と、月光を映して輝く一滴の露とが、同時に見えるでしょう。 判型:四六判(B6判)変形/ 並製本 / 164頁 / 別冊(引用俯瞰図)32頁付き / スリーブケース入り 定価:2000円(税別)
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写真集《GALAPA》
¥1,500
GALAPA Programの第一作目、富澤大輔写真集《GALAPA》 漫画「ドラえもん」の作者 藤子・F・不二雄は、ドラえもんの最終話を描くことなく、1996年に亡くなった。 「ドラえもん」は45巻まで発売されたが、45巻の中に最終話として描かれたストーリーは無く、全て他と同様のいつもどおりのストーリーだ。言い換えれば、「ドラえもん」というシリーズは「終わることができなくなったストーリー」である。「GALAPA」というタイトルは、そのドラえもん45巻の巻末に収録されている「ガラパ星から来た男(The Man From Planet Galapa)」からの引用である。作者の死によって最終回が描かれなかった作品は、読者に対して、言葉にしづらい奇妙なフラストレーションを残すことになる。しかし、現実世界にも最終回は存在しない。(例えば「死」も、個人の死であって、日常の死ではない)読者が感じたこのフラストレーションは、現実世界=「本物の日常」の核だといえるのではないか。この写真を見ていると、これと同じ種類のフラストレーションを感じることがある。「日常」の大半は、喜怒哀楽ではなく、安心と不安が混ざり合って安定した奇妙な状態だ。そしてそれが永遠に続いていくことが「本物の日常」だ。この写真には、それが写っている。過剰な演出や、下手な自己表現は無い。うっすらと奇妙な雰囲気が漂っている。これがフラストレーションの正体かもしれない。 だから「GALAPA」では、そういった「本物の日常・終わることができなくなったストーリーから感じるフラストレーション」をキーワードにして作った。 この写真の中にあるこの性質を、強く感じさせるような編集(本の形・写真セレクト・写真順)にしている。(デザイナー浅田農による「GALAPA」の編集コンセプトと詳細) 写真:富澤大輔 文:林暉鈞 書籍設計:明津設計 発行所:南方書局 http://nanfangshuchu.com 頁数:12ページ サイズ:A4変形 關於《GALAPA》 漫畫《哆啦A夢》的作者藤子・F・不二雄,來不及畫下《哆啦A夢》的完結篇,於1996年去世了。 《哆啦A夢》一共出版了45集。但是在這45集裡,沒有任何一個能夠當作結局的故事。所有的故事都和其他故事一樣,是「進行中」的。換句話說,《哆啦A夢》這個系列,是一個「無法結束的故事」。 《GALAPA》這個標題,引用自《哆啦A夢》第45集卷末的一篇:〈來自Galapa星的男人(The Man From Planet Galapa)〉。 因為作者的死而少了完結篇的作品,為讀者們留下了難以言喩的挫折感。然而,現實世界也沒有完結篇(以「死亡」來說,死的是一個一個的個人,「日常」本身並未死去)。讀者們感受到的這份挫折,不就是現實世界=「真實日常」的核心嗎? 看著富澤拍攝的照片,我感到同一種挫折。 「日常」的大部分並不是喜怒哀樂,而是混合著安心與不安,一種奇妙的安定狀態。「真實的日常」永遠持續著這種奇妙的安定狀態。這樣的狀態,就寫在富澤的照片裡。沒有過剩的演出,也沒有低劣的自我表現,只有稀薄卻奇異的氣氛飄蕩其中。 這說不定就是那挫折感的真實身分。 所以,我們以「從真實的日常,無法結束的故事中感受到的挫折」作為關鍵概念,取了「GALAPA」這個標題。希望能透過編輯的方式(書本的外型、照片的選擇與順序),讓讀者強烈感受到富澤攝影的這個特質。
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写真集《Peer Gynt》
¥1,500
GALAPA Programの第二作目、富澤大輔写真集《Peer Gynt》 2018年冬、クリスマスから正月にかけてオーレスンの友人宅に居候していた。その家の娘であるMiaという女の子と裏庭から広がるノルウェーの暗い森のお話。 是非グリーグのPeer Gyntをかけながら読んで頂けると幸いです。 また写真集《GALAPA》と読み比べても相互理解がより深まる楽しい写真集になっております。 写真:富澤大輔 絵:Mia 書籍設計:明津設計 発行所:南方書局 http://nanfangshuchu.com size\175x165mm 74pages
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写真集《新乗宇宙》
¥4,510
GALAPA Programの第三作目、富澤大輔写真集《新乗宇宙》 『僕はこの当然の「権利」に、胸が誇りでいっぱいになった』 --- 2020年1月11日。 香港でのデモが日々続き、 未知のウイルスの存在に少しずつ世界が視線を向け始めた頃、 台湾では『中華民国総統選挙』が行われた。 この選挙は台湾の事実上の独立状態を継続する姿勢の民進党と、中国(中華人民共和国)との関係の強化を主張する国民党のどちらが選ばれるかという大きな岐路に立たされたものだった。 台湾人の父と日本人の母の間に生まれてから16歳までを台湾で過ごした富澤は、選挙が近づく日々に緊張と憂鬱をいつも頭のどこかに抱えながら、生まれ育ったその土地を撮影した。 --- いま、あらゆる言説が私達を“大きな主語”でくくり分断する。 「あなた」が「あなた」でなくなり、 「わたし」が「わたし」ではなくなっている。政治は私達の「外側」にある気がする。本来極めて個人的な私の中に存在する、私という「政治」を見失う。この本は、あらゆる“小さな主語”の中にしかない目に見えないことを、気づかせてくれ、忘れさせてくれ、また思い出させてくれる。 巻末には中国人の韩梅梅による短編小説、『傍晚五点的对话』を収録。 2020年、台湾・中国・日本それぞれに過ごす「わたし」による視線が幽かな交錯をした一冊になっている。 --- ◎韩梅梅『傍晚五点的对话』◎ 中国のどこかにある「晏州」――。 「国内の循環を主体に経済発展を」というスローガンもと、 気づくと町は静かに着実に変わっていっていた。 そんな町に、それぞれ留学の経験を経て帰ってきた「アリ」と「ダチョウ」。 これはそんな二人の、フィクションより奇妙な日常の夕暮れ時の立ち話。 写真集『新乗宇宙』 写真:富澤大輔 文:韩梅梅『傍晚五点的对话(午後五時の立ち話)』 デザイン:浅田農 翻訳:廣谷妃夏、林暉鈞 言語:日本語・中国語 判型:210 x 276 mm(A4判変形) 総頁:136頁 製本: 並製本 /////書籍訊息///// “為這理所當然的’權利’,我的心中充滿自豪。” --- 2020年1月11日。 香港的示威遊行還在繼續, 一種未知的病毒逐漸進入世界各地人們的視野。 而在這一天,台灣舉行了“中華民國總統選舉”。 選舉中,民進黨選擇保持台灣的實質獨立狀態, 國民黨主張強化和中國(中華人民共和國)的關係。 到底選擇哪一邊?台灣人站在了巨大分歧的岔路口。 富澤的父親是台灣人,母親是日本人。一直到16歲之前,他都在台灣生活。 選舉日前夕,他心懷幾分緊張與憂鬱, 拍攝了生養他的這片土地。 --- 現在,各種各樣的言論將我們歸納、分隔於一個個“巨大的主詞”中。 “你”不再是“你”, “我”也不再是“我”。 政治彷彿存在於我們“之外”。 我之“政治”,原本極其個人化、存在於我之內,如今卻難以尋覓。 這本書,讓我們留意、忘卻,又再次想起, 所有僅存於“小小的主詞”中的無形之物。 卷末收錄了中國人韓梅梅所寫的短篇小說《傍晚五點的對話》。 2020年,台灣·中國·日本。身處三地的“我”之視線在此無聲交錯。 --- ◎韓梅梅《傍晚五點的對話》◎ 中國某地,小城“晏州”—— 在“内循环、保经济”的口號下, 深刻的改變在小城靜靜上演。 這裡的居民“螞蟻”和“鴕鳥”分別於留學後回國。 一個比虛構更離奇的傍晚,他們展開了一場對話。 攝影書《新乘宇宙》 攝影:富澤大輔 撰文:韓梅梅《傍晚五點的對話》 設計:淺田農 翻譯:廣谷妃夏、林暉鈞 語言:日文·中文 尺寸:210 × 276 mm (A4變形) 頁數:136頁 裝訂:平裝
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写真集《字》
¥4,950
SOLD OUT
GALAPA Programの第四作目、富澤大輔写真集《字》 感動しない風景に感動することに、感動する。 一年前、富澤大輔のもとに、実家の母親から一枚の写真が 送られてきました。それは富澤が小学生の頃、学校の授業で 書いたであろう「字」という一文字が書かれた色紙でした。 富澤はこのえも言われぬ“「字」という字 ”の良さに素朴な 感動を覚えます。 これは、そんなえも言われぬ感動をキーワードにしてつく られた写真集。 一年にわたって撮影された九千枚以上の写真から選ばれ た、三百六枚の写真で構成されますが、その感動の種類が一 体なんなのか、説明のできないままに選ばれたこれらの写真 たちは、こうして束になってもいまだ言葉を与えられること ができないままでいます。 この量で組むことでしか、つくることのできなかった感動 を是非、体験してみてください。 * 巻末には、植民地美術史研究者・柯輝煌による論考文も掲 載されています。 文字の発生から、「絵画と書道」の差異、「模 倣と創造」を、【 近 代 / 前 近 代 】という概念を通してめぐることで、今日「表現」とよばれているものの根源へと接近し ていく文章となっています。 写真:富澤大輔 文/書:柯輝煌 翻 訳:薛晓诞 書籍設計:明津設計 発行所:南方書局 http://nanfangshuchu.com 判型:横112 x 縦169 mm(B6判変形) 頁数:336頁(16頁×21折) 部数:500部 製本:糸かがり上製本・右綴じ
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写真集《平行写真》
¥7,260
GALAPA Programの第五作目、富澤大輔写真集《平行写真》 本書『平行写真』は、横位置の写真だけに限定された 300 枚の変哲のない光景がたんたんと連なる構成となっていま す。何の強要的な情感もない写真群が、『これは一体なん のためにまとめられた本なのか?』と、つかみきれないま まに展開していきますが、わたしたちは次第に、富澤の隣 に立って撮影現場を見ているような、一緒になって歩いて いく=「平行移動」をしているかのような錯覚をもちはじ めます......。 『 ぬくもりだの暖かさだの、そんなのは誤魔化しですよ。 僕は、人生の本当の姿を描きたいんです。』 小津安二郎 映画監督・小津安二郎氏はそんな言葉を残しています。 写真/写真集という表現もその特性上、どんなドキュメン トであろうと広義の「フィクション」の扉をくぐってしまいます。 しかし、決して「真実」を写せるわけではない写真/写真 集というフィクションの中に入ってもなお、富澤の写真は 「ただそこにある」「本当の姿」だと思わせてしまう、圧 倒的なリアリティの光を放ちます。 この『平行写真』の、最初の写真の “ 前 ” にも、最後の写 真の “ 後 ” にも、本から顔を上げればわたしたちの目の前 には変わらない光景があるだけです。わたしたちの体には 劇的な変化は訪れません。しかしそれは、この写真集がわ たしたち自身の “ これまで ” と “ これから ” の「平行移動」 と溶け合っているからなのかもしれません 。 写真:富澤大輔 書:柯輝煌 書籍設計:明津設計 発行所:南方書局 http://nanfangshuchu.com 判 型:縦183×横214mm / 頁 数:312頁 / 写真点数:300点
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写真集《遊回》
¥17,600
GALAPA Programの第六作目、富澤大輔写真集《遊回》 すべての出来事を忘れたくない」 この世にそんな未練を残した幽霊のお散歩の気分で、 中判フィルムカメラによって撮影された全170点のカラー写真。 作家にとって初の大判写真集。 人はなにか大きな出来事に立ち会うと、 そこを拠り所にして、依存していく。 しかし「なにも起きていない瞬間」 なんてこの世には無かった。 それを鋭敏に嗅ぎつけ、小さく小さく、 しかしたしかにカメラに収める。 はからずも『字』『平行写真』から 連なり、シリーズとなった 三部作の最終作品。 写真/画:富澤大輔 文 :薛晓诞 字:柯輝煌 書体協力 :根本匠 書籍設計 :明津設計 発行所:南方書局 http://nanfangshuchu.com 判 型 257×355mm(B4判変形) 製 本 糸かがり上製本/小口・地アンカット/函入り 写真点数170点(カラー) 言 語 日本語・中国語 16,000円(+税) 発 行 南方書局 頁 数 192頁 印 刷 オフセット印刷
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写真集《LAND》
¥3,630
SOLD OUT
GALAPA Programの第七作目、富澤大輔写真集《LAND》 今作『LAND』は、2023年の夏の1ヶ月間、富澤の故郷である台湾を写した新作写真で構成されます。 コロナ禍により3年半以上も帰ることがかなわなかった 台湾の街への富澤の“まなざし”と“あしどり”は、帰郷のよろこび/撮影のよろこびにあふれ、写真の端々にそのよろこびがキラキラとひかっています。 2020年から続いた『字』『平行写真』『遊回』の三部作は、写真の表現方法の極地を探り突き進んだ写真群でしたが、今作では、大好きな土地をたのしく撮る、 “シャッターを押すという行為の純粋さ”が写真集をみたします。 日々、SNSを通して、顔の見えない“誰か”のための、なんらかの“欲”をかりたてるために撮られた写真を目にするなかで、しらずしらずのうちに忘れていた「写真」を思いだし、つい自分も、家に帰る途中の道ばたで「写真」を撮りたくなってしまう......。 そんな写真集です。
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〈時代〉定期購読(日本国内)
¥3,000
新聞《時代》の第1期・全6号の定期購読プランです。配布場所に赴けない方向けに、送料+手数料で発送いたします。在庫が残っている限り途中からのお申し込みであってもバックナンバーを併せてお送りいたします。6〜12ヶ月ほどのペースで発行致しておりますので気長に待って頂けましたら幸いです。 現在第2号まで発刊済みです。 HP. http://jidai-np.com Size: 406 × 546 mm Pages: 8 pages ※バックナンバーの在庫がなくなってしまった際には最新号からの発送になります。 ※部数に限りがございますのでバックナンバーをすでにお持ちの方は注文の際にコメント欄でお教えください。 ※取扱書店及び路上配布の分につきましては無料です。 詳しい配布場所はメルマガを登録して頂くか、ホームページにてご確認ください。 ※当プランは日本国内限定のプランです。 ※国外発送をご希望の方は「〈時代〉定期購読(日本国外)」のフォームからご注文ください。 ※定期購読プランの途中で発送先の住所を変更される場合はご連絡ください。 【連載内容】 〈表紙〉 ・ 庭から聞こえるマツムシの鳴き声にも、スラウェシ島の洞窟壁画にも、私の人より小さなくるぶしにも、 全く同じ、何よりも大きな真実があると信じています。 それが何なのかを考えることより、信じようと試み続けることを、 今は大事にしたいと思っています。 畑中咲輝/Hatanaka Saki 1995年生まれ。福岡県福岡市博多区出身 陶芸家 連載「道」 ・ 「道」という字の金文の形が示している通り、人が十字路を通る様子を表したのが「道」である。 しかし、道は決まっているわけでもないし、果てしない選択が存在するわけでもない。 「道」が象徴する選択は、小は個人のレベルから、大は国家、社会のレベルまでである。 本連載は書というジャンルを通じて、「道」と歴史の間に交差している関係に問いかける。 柯輝煌/Ko Huihuang 1989年生まれ。台南東山区出身 植民地美術史研究者 連載「二向聽」 ・ 立ち現れては消え去る点滅する風景を、写真機は確固たる風景としてそこに固定し、 風景が風景になる以前の記憶を消し飛ばし風景としての意味を与える。 この連載はあたかも初めから意味を持つ風景として定着してしまった風景写真に再度向き合うことで、 作為的な意味ないし無意味の内から 無作為な無意味の片鱗、混沌へアクセスする必要性に想いをかける。 富澤大輔/Tomizawa Daisuke 1993年生まれ。高雄市左營区出身 写真家 連載「黄粱地図」 ・ 地名は無造作に詩情を醸し出すだけでなく、記憶を内包、あるいは遮断することもできる。 そこで、いくつかの架空の地名をヒントにして、奇怪な物語を作り出し、 夢にしか存在しない時間と空間を提示しようとした。 『枕中記』で書かれた、まだ⻩粱が炊き上がらぬほど短い時間の中でみた夢の様に、 この夢から覚めた時、フィクションの地図が 窮屈な現実にゆとりみたいなものをもたらせるかどうかを見届けたい。 韓梅梅/Han Meimei 1980年生まれ。中国出身 中学生 連載「箱に見る霧の方法(犬古表)」 ・ アーティストとグラフィックデザイナーの2人からなるグループ「犬古表」による 縮尺不明の地図のような紙面表現。 あての無い発話の応酬を元にそれぞれの技術や考えを交差させながら制作される。 うらあやか/Ura Ayaka 1992年生まれ。神奈川県出身 アーティスト 浅田農/Asada Minori 1992年生まれ。神奈川県出身。グラフィックデザイナー
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〈時代〉定期預購(針對日本國外)(日本国外)送料1500円
¥3,000
※¥代表日元(不是人民币) 針對日本國外。 報紙(時代)第一期(共六號)定期預購方案。針對無法到具體場所領取報紙的讀者,附上郵資費與手續費即可發送。 即便中途開始購買此預購方案,只要還有庫存,我們會連同已經發行的報紙一併發送。目前每2~12個月發行一號,需要您耐心等待。 目前剛剛發行了第二號。 HP. http://jidai-np.com Size: 406 × 546 mm Pages: 8 pages ※特約店鋪以及路上現場發送的報紙為免費。 ※詳細的特約店鋪情報可從登錄E-Mail地址,或是首頁獲知。 ※每一號報紙份數有限,所以如果您有已經發行的報紙,預購時請留言告知。 ※如果已發行的報紙已經派發完畢(沒有庫存),就從最新一號開始發送。 ※您購買定期預購方案後,如果郵寄地址有變動,還請您聯絡我們告知。 ※從日本國外購買時,請選擇“Buy as a Guest(ゲストとして購入)”,再選擇使用PayPal付款。 ※ 如果无法从中国在本网站付款,或者出现其他支付方面的问题,请联系我们解决。 《連載內容》 〈封面〉 ・ 無論院子里傳來的雲斑金蟋的鳴叫,還是蘇拉威西島的洞穴壁畫, 抑或我那比常人小巧的腳踝,相信其中都有無上的真實。 比起思考那是什麼,不斷嘗試去相信,是現在我更想珍惜的事。 ・ 畑中咲輝 Hatanaka Saki 1995年出生於福岡縣福岡市博多區。陶藝家。 連載「道」 ・ 如同金文的「道」字所顯示,道的意思原本是一個人通過十字路口之意。 不過路口方向並不是固定的,卻也不存在無窮無盡的選擇。 「道」所象徵的選擇,可能是小從個人,大則至國家、社會層面。 本連載試著書法這項類別,追問「道」與歷史間的交錯關係。 ・ 柯輝煌 Ko Huihuang 1989年出生於台南東山區。殖民地美術史研究者。 連載「二向聽」 ・ 照相機將時隱時現、明滅不定的風景固定為確鑿的風景, 將風景成為風景之前的記憶清除殆盡,賦予其作為風景的意義。 本連載透過重新正面審視風景攝影(它彷彿從一開始就被確立為有意義的風景), 關注從人為賦予的意義與無意義之中探知非人為之無意義的片鱗半爪、 乃至混沌的必要性。 ・ 富澤大輔 Tomizawa Daisuke 1993年出生於高雄市左營區。攝影家。 連載「黃粱地圖」 ・ 地名既能不經意地營造詩情,又能承載或隱藏記憶。 所以我用幾個虛構的地名分別引出光怪陸離的故事, 以呈現只存在於夢境的時間和空間。 這夢境可能和《枕中記》里的那場夢一樣短暫,甚至不足以蒸熟一鍋小米飯(黃粱), 但我好奇這虛構的地圖能否給逼仄的現實帶來騰挪的餘地。 ・ 韓梅梅 Han Meimei 1980年出生於中國。中學生。 連載「盒中觀霧法(犬古表)」 ・ 本連載的作者是由藝術家和平面設計師組成的雙人組合「犬古表」, 他們呈現在報紙版面之上的藝術表現如同比例尺不明的地圖。 創作從漫無邊際的對答出發,讓作者各自的技巧和思考交錯其間。 ・ 烏拉阿婭卡 Ura Ayaka 1992年出生於神奈川縣。藝術家。 淺田農 Asada Minori 1992年出生於神奈川縣。平面設計師。
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令和七年カレンダー(4月始まり)
¥3,500
SOLD OUT
好評につき、4月始まりバージョンを数量限定で製作いたしました! 本作は木活字版から着想を得た文字や絵の板木が組み替え可能な木版画によるものです。一点一点丁寧に手作業で仕上げました。 手彫り手刷りの風合いをお楽しみ頂けます。 3月中の発送分につきましてはご予約を3月25日まで承っております。 手作業による温もりを感じるこのカレンダーは、ご自身用はもちろん、贈り物としても最適です!この機会に、心に残る一年を迎えてみてはいかがでしょうか。 ※留め具(ハトメ)のお色はランダムになりますご了承ください。 発行:南方書局 製作:町のチラシ屋さん
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令和七年カレンダー(2025)
¥3,500
SOLD OUT
本作は木活字版から着想を得た文字や絵の板木が組み替え可能な木版画によるものです。一点一点丁寧に手作業で仕上げました。 手彫り手刷りの風合いをお楽しみ頂けます。 年内の発送分につきましてはご予約を12月14日まで承っております。 手作業による温もりを感じるこのカレンダーは、ご自身用はもちろん、贈り物としても最適です!この機会に、心に残る一年を迎えてみてはいかがでしょうか。 ※留め具(ハトメ)のお色をお選び頂けます。 発行:南方書局 製作:町のチラシ屋さん
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卍花 Spirograph
¥3,300
手を加えていない現実のイメージ。断片化された時間に触れた瞬間、いくつもの波紋を生み、点と線、そして面へと連鎖していく。 二次元の鏡像が映す物語は巧みに吸収され拡散する。それはフェティッシュなものと似て非なる−朦朧としたミステリアスな映像に浸かると、時を経て現実の痕跡が少しずつ剥がれ落ち、万物の混沌に染まる不思議な−イメージである。
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日常05 / Daliy 05
¥4,290
SOLD OUT
カジュアルに撮影したストリートスナップを収録。ジャンク品のレンズを使用した写真では光の乱反射によって単なる日常の景色に偶然の要素が加わり、意図から逃れた生命が誕生したかのようだ。 また別の写真では雑念のない安らかな夜に、都市の錯綜する血管を意のままに彷徨う。静かに浸透する生命の、理由のない波のような脈動を感じる。 一瞬で揺れ動く可視的で凡庸な構造体。光はまるで誰も知らない境界線に浮遊する不協和音のようだ。視線を彷徨わせ、対象を細密に掘り込むことで平凡な景色が徐々に生まれ変わる。残像のかけらは少しずつ、再び一つの難解で緻密なイメージとなる。恍惚と朦朧、それは透き通ってきらめいてる。
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紗網2概念素描
¥1,870
"紗網2概念素描”は2020年の9月から12月の間に創作し、思考したものについてまとめたものである。当時制作した数点の版画とインスタレーションには概念的に繋がりがあり、本書は本の編集形式を用いて自身の思考の時系列や一貫性を表現し、そこから秩序や論理を見出す試みである。
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台灣B級街道田野調查 NO.01
¥2,750
SOLD OUT
☆台湾リトルプレス流通部門取扱書籍 ー作者による書籍紹介ー キッチュなB級美学がアカデミズムに挑む。 台湾の街角で著者に導かれるまま、「これが私だ」的な我流ストリート・シーンがいかに台湾の景観の主流となったか刮目せよ! ー南方書局による書籍紹介一 手のひらサイズのポップな本の中には台湾に行ったことがない人間にも「台湾っぽい」と思わせる色彩やモチーフで溢れている。この作品はタイトルにもある『B級』が嫌味なくハマる土地のそのものの力をじっくりと感じられる写真集である。 その瞬間の温度も湿度も内包して産地直送、新鮮なまま手元に届く。 ☆台湾リトルプレス流通部門とは 「南方書局」による台湾のリトルプレスやZINEを日本の書店や読者に届けるための流通部門です。 台湾では豊かなリトルプレスやZINEの出版文化があるにもかかわらず、日本でそれらに触れることが困難なのが現状です。南方書局は台湾で個人または団体によって制作された少部数の出版物を、書店にお届けすることで日本の読者の方々がより身近に台湾の作家による豊かな表現に触れるきっかけとなればと考えております。本活動を通じ少しでも両国に拠点を持つ読者や作家にとって刺激的な出会いとなる場を皆さんと作っていけたら本望です。 ☆取引条件 流通部門取扱書籍は南方書局の通常の発行書籍とは取引条件が異なり下記の通りになります。 ◎原則買切りのみ:正味68% ◎注文数3部以上で送料出版社負担。(南方書局発行の既刊本と合わせて3部も可能です) ※イベントやフェア等につきましては、委託にてご対応致します。 ※注文数3部未満の場合送料一律500円のご負担をお願い致します。 ※商品の性質上、仕入れ部数に限りがございますので、品切れとなった場合はご了承ください。 イベントやフェア、その他ご相談など、お気軽にお問い合わせください。
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仰式(視)
¥6,600
SIZIBU は WMEKL のスナップ写真を解体しそれをコラージュする過程で時間という要素を介入させることで、五感と直感の共感覚ー幽体離脱というアオリの視点が作り上げられる。時間が流れに逆らって消えてゆき、まるで残像がイメージとして再現されるようだ。 また、本書を「tri book」と名付け、DJ-ŗŗに依頼して本書の読書体験を基に2時間半のtrack list-௹を制作した。本を満喫する旅の時のみ使える3Dモーションカード、ウェブサイトへのアクセスとパスワードも付属。
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Vol.1
¥4,400
本書は 2016 年に設立されて以降制作された SIZIBU の平面作品を収録し、様々 な時期の実験的な作品や他ブランドとのコラボも網羅。 Vol.1 の編集では、デザインの常識にとらわれない直感的で自由な方法を用いて、生じたミスと歪みを修正することなく保つ;コラージュを通してイメージを再構築し新たな関係性と意味を生み出すことで、読者の意識をまた別の空間へと誘う。
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Discarded
¥2,750
作者による作品紹介 ロンドンで生活していた時、街に落ちている紙切れを拾い集めていた。 それはコールド・バス・ストリートのゴミ箱近くに放置されていたタブ譜であっ たり、チャング・クロス駅に残されていた見知らぬ女性の電話番号のメモ。 スーパーのショッピングカートに忘れられた買い物リストから、図書館の本に 挟まれたままになってしまった愛の告白まで。 なぜ自分がこのようなものを収集するのが好きなのか本当のところはわからな いが、名もなき人々が私に残す言葉にはある種私自身への「触発」があるようだ。 日々の中で萎びていく探究心や散り散りになった他者とのつながりが再び触発されている。 私にはそれが創作に不可欠なものに見えた。誰かの残した言葉は持ち主の生きている時間をイメージさせ、ノスタルジックに持続し続ける
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表面張力
¥5,280
☆台湾リトルプレス流通部門取扱書籍 ー作者による書籍紹介ー <表面張力>は曾義、禁佳桓、陳尚平、李威辰の写真家4名が共同で自主出版した写真集です。4名の写真家は途切れることなく撮影を続けることで、周囲のものが帯びる非言語的メッセージを翻訳する。本書は4つのイメージ群で構成されており、各作家の世界観が展開します。一方で各々のイメージの間には内部的な繋がりがあり、それらは自転と公転の性質を持つ、イメージの銀河を形成しているのです。 ブックデザインは「スーパーADD注意力散漫チーム」が手掛けました。 ー南方書局による書籍紹介一 写真家の曾義欽、蔡佳桓、陳尚平、李威辰が共同で出版した写真集。 それぞれ撮影方法は統一されているが、まとめられることにより、まなざしが全くちがうことに気がつかされる。 すべて個人的なまなざしでシャッターを切られた写真であるにもかかわらず、4 人の作 品は周りの空気や鑑賞者をも混ぜ込んで巻き込んで、鑑賞者と目に映る景色を共有する。 「わたし」が見えているこの景色は、「わたし」にしか見えていない。 隣のサラリーマンが目に映している世界を想像することは、隣のサラリーマンにならない限り不可能である。 「本書は4つのイメージ群で構成されており、各作家の世界観がそれぞれに展開する。一方で各イメージの間には内部的なつながりがあり、それらは自転と公転の性質をもつ、イメージの銀河を形成している。」 4人の写真家がそれぞれ足並みを揃えることなく、自分の視点に素直に撮影された写真群は、わたしのわがままを叶え、ひとりから救ってくれる ー作者プロフィールー 曾義欽 彰化出身,1978年生まれ。現実と想像を彷徨い、日常と猟奇的なものの描き難い状態を記録している。 蔡佳桓 1981年生まれ、屏東出身。金融業を営み、2014年から外出して写真を撮り始める。本書には2018-2021年の間に撮影された写真が収録されている。 陳尚平 台北生まれ、本業は建築及び都市設計。コロンビア大学都市設計専攻修士課程修了、テキサス大学オースティン校建築学専攻修士課程修了、以前は淡江大学及び台湾科技大学建築学科で教鞭をとった。 李威辰 台中在住.1989年生まれ。写真を主なメディアとして制作している。台湾の田舎と都市部を巡り、環境下に潜む可視と不可視を鋭敏な身体反応で捉える。 ☆台湾リトルプレス流通部門とは 「南方書局」による台湾のリトルプレスやZINEを日本の書店や読者に届けるための流通部門です。 台湾では豊かなリトルプレスやZINEの出版文化があるにもかかわらず、日本でそれらに触れることが困難なのが現状です。南方書局は台湾で個人または団体によって制作された少部数の出版物を、書店にお届けすることで日本の読者の方々がより身近に台湾の作家による豊かな表現に触れるきっかけとなればと考えております。本活動を通じ少しでも両国に拠点を持つ読者や作家にとって刺激的な出会いとなる場を皆さんと作っていけたら本望です。 ※台湾リトルプレス流通部門取扱書籍は南方書局の発行書籍とは取引条件が異なります。ご確認をお願い致します
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Lovely Lonely Man
¥3,410
☆台湾リトルプレス流通部門取扱書籍 ー作者による書籍紹介ー 「10秒300コマのアニメーションより、10ページの絵本の方が私にとって興味深い」 本書は私の一冊目となる絵本になります。ページとページの間に消え入るフレームは失われたわけではなく、あなたの想像力の中にあるのです!物語は全て同じ構図で構成され、コマ撮り的な「非連続的な繋がり」を表現しています。手でページをめくる動作で物語を推し進め、ぜひ繰り返し読んでみてください。ページを行ったり来たりする過程でまた新たな発見があるのも、絵本を読む楽しみの一つですよ! ー南方書局による書籍紹介ー まばたきをするわたしたちは、この世界の流れ続けていく景色を余すことなく目に焼 き付けることはできない。 陳品蓁は自身で制作したアニメーションを撮影し、その中からいくつかのコマを選抜してまとめている。 芋のような、指のような、初めて出会う奇妙な生き物が己の運命に翻弄されながらも楽しい声のする方へ踏み出す姿にふつふつと勇気をもらえる作品だ。 「フレームは失われたわけではなく、あなたの想像力のなかにある」と陳は語る。 従来のアニメーションのように流れていく映像にただ身を委ねるのではなく、描かれていない時間を自分の頭で補完して楽しむことができる。 まばたきの合間の想像力を失わない限り、永久にこのアニメーションは再生され続けるだろう。 奇妙なキャラクターたちも、今ではすっかりわたしの脳内の住⺠となり、日々仲良く暮らしている。 ー作者プロフィールー 陳品秦 1999年台北生まれ。台北勢術大學メディアアート学科卒。主に3Dアニメーションを中心に映像制作を行い、複数のメディアを組み合わせた実験的な映像インスタレーションなどを制作。近年の映像スタイルは滑稽でユーモラスなキャラクターを通じ、奇妙で面白みがあり、不条理かつシュールな内容を展開している。断片的な物語と閉鎖的な空間の性質から、日常生活における自己対話と自己矛盾の心理状態を浮かび上がらせ、観る者を内的独白の不完全な劇場世界へと導く。映像制作の他に自身のスタイルを立体作品に展開することも好み、おもちゃ周りのグッズ制作も行う。 プライベートブランド「Pododo」も設立。音楽バンドとの映像コラボレーションもたまに行う。 ☆台湾リトルプレス流通部門とは 「南方書局」による台湾のリトルプレスやZINEを日本の書店や読者に届けるための流通部門です。 台湾では豊かなリトルプレスやZINEの出版文化があるにもかかわらず、日本でそれらに触れることが困難なのが現状です。南方書局は台湾で個人または団体によって制作された少部数の出版物を、書店にお届けすることで日本の読者の方々がより身近に台湾の作家による豊かな表現に触れるきっかけとなればと考えております。本活動を通じ少しでも両国に拠点を持つ読者や作家にとって刺激的な出会いとなる場を皆さんと作っていけたら本望です。 ※台湾リトルプレス流通部門取扱書籍は南方書局の発行書籍とは取引条件が異なります。ご確認をお願い致します
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<正能量之書>The Book of Positive Energy
¥4,785
☆台湾リトルプレス流通部門取扱書籍 ー作者による書籍紹介ー 神奇人造プレゼンツ <ポジティブエネルギー> は日常の瞬間に宿る愉しみを収録。写真を撮ることでポジティブエネルギーを吸収、持ち歩けるエネルギーブックを製造。日々の不安や憂鬱を追い払い、ポジティブエネルギーがあなたとともにありますように。 ー南方書局による書籍紹介一 作者、神奇人造が日常のすきまに存在している幸福を、たのしみを、敏感につかみとり、ポジティブのエネルギーを新鮮なままに閉じ込めた今作は表紙にキラキラと光の粒が踊っており、ページをめくる前からポジティブという言葉にふさわしい佇まいを見せている。これを手にとってどんよりと沈んだ気持ちになる人はいないだろう。 ポジティブを摂取できるのはもちろんのこと、あわせて愉快なまなざしも獲得できる作品である。 ー作家プロフィールー 神奇人造(著) 「神奇人造」は謝建鈞 @oooooxoooiooe による架空の企業及びブランドである。「神奇人造、製造神奇」をモットーに全ての作品を制作しており、シルクスクリーンやスクリーン印刷、デジタル印刷を主なメディアとして活動している。 フォントのデザインや幾何学図形、グラデーションなどを用いて繰り返し重ね合わせることで、奇々怪々なイメージを制作している。 ☆台湾リトルプレス流通部門とは 「南方書局」による台湾のリトルプレスやZINEを日本の書店や読者に届けるための流通部門です。 台湾では豊かなリトルプレスやZINEの出版文化があるにもかかわらず、日本でそれらに触れることが困難なのが現状です。南方書局は台湾で個人または団体によって制作された少部数の出版物を、書店にお届けすることで日本の読者の方々がより身近に台湾の作家による豊かな表現に触れるきっかけとなればと考えております。本活動を通じ少しでも両国に拠点を持つ読者や作家にとって刺激的な出会いとなる場を皆さんと作っていけたら本望です。 ※台湾リトルプレス流通部門取扱書籍は南方書局の発行書籍とは取引条件が異なります。ご確認をお願い致します
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