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写真集《新乗宇宙》

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GALAPA Programの第三作目、富澤大輔写真集《新乗宇宙》

『僕はこの当然の「権利」に、胸が誇りでいっぱいになった』
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2020年1月11日。
香港でのデモが日々続き、 未知のウイルスの存在に少しずつ世界が視線を向け始めた頃、 台湾では『中華民国総統選挙』が行われた。
この選挙は台湾の事実上の独立状態を継続する姿勢の民進党と、中国(中華人民共和国)との関係の強化を主張する国民党のどちらが選ばれるかという大きな岐路に立たされたものだった。
台湾人の父と日本人の母の間に生まれてから16歳までを台湾で過ごした富澤は、選挙が近づく日々に緊張と憂鬱をいつも頭のどこかに抱えながら、生まれ育ったその土地を撮影した。
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いま、あらゆる言説が私達を“大きな主語”でくくり分断する。
「あなた」が「あなた」でなくなり、
「わたし」が「わたし」ではなくなっている。政治は私達の「外側」にある気がする。本来極めて個人的な私の中に存在する、私という「政治」を見失う。この本は、あらゆる“小さな主語”の中にしかない目に見えないことを、気づかせてくれ、忘れさせてくれ、また思い出させてくれる。

巻末には中国人の韩梅梅による短編小説、『傍晚五点的对话』を収録。

2020年、台湾・中国・日本それぞれに過ごす「わたし」による視線が幽かな交錯をした一冊になっている。

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◎韩梅梅『傍晚五点的对话』◎
中国のどこかにある「晏州」――。
「国内の循環を主体に経済発展を」というスローガンもと、
気づくと町は静かに着実に変わっていっていた。
そんな町に、それぞれ留学の経験を経て帰ってきた「アリ」と「ダチョウ」。
これはそんな二人の、フィクションより奇妙な日常の夕暮れ時の立ち話。

写真集『新乗宇宙』
写真:富澤大輔
文:韩梅梅『傍晚五点的对话(午後五時の立ち話)』 
デザイン:浅田農
翻訳:廣谷妃夏、林暉鈞
言語:日本語・中国語
判型:210 x 276 mm(A4判変形)
総頁:136頁
製本: 並製本

/////書籍訊息///// “為這理所當然的’權利’,我的心中充滿自豪。”
--- 2020年1月11日。
香港的示威遊行還在繼續, 一種未知的病毒逐漸進入世界各地人們的視野。 而在這一天,台灣舉行了“中華民國總統選舉”。
選舉中,民進黨選擇保持台灣的實質獨立狀態,
國民黨主張強化和中國(中華人民共和國)的關係。
到底選擇哪一邊?台灣人站在了巨大分歧的岔路口。
富澤的父親是台灣人,母親是日本人。一直到16歲之前,他都在台灣生活。 選舉日前夕,他心懷幾分緊張與憂鬱,
拍攝了生養他的這片土地。
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現在,各種各樣的言論將我們歸納、分隔於一個個“巨大的主詞”中。 “你”不再是“你”,
“我”也不再是“我”。
政治彷彿存在於我們“之外”。 我之“政治”,原本極其個人化、存在於我之內,如今卻難以尋覓。 這本書,讓我們留意、忘卻,又再次想起, 所有僅存於“小小的主詞”中的無形之物。
卷末收錄了中國人韓梅梅所寫的短篇小說《傍晚五點的對話》。 2020年,台灣·中國·日本。身處三地的“我”之視線在此無聲交錯。
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◎韓梅梅《傍晚五點的對話》◎ 中國某地,小城“晏州”—— 在“内循环、保经济”的口號下, 深刻的改變在小城靜靜上演。 這裡的居民“螞蟻”和“鴕鳥”分別於留學後回國。 一個比虛構更離奇的傍晚,他們展開了一場對話。
攝影書《新乘宇宙》 攝影:富澤大輔 撰文:韓梅梅《傍晚五點的對話》 設計:淺田農 翻譯:廣谷妃夏、林暉鈞 語言:日文·中文
尺寸:210 × 276 mm (A4變形) 頁數:136頁
裝訂:平裝

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